たぶん、ウイルスのせいだと思うのですが、
ものすごく、がっかりすることがあります。
朝市でいつも買っていた、リンゴ売り場が、
すっかり消えてしまったのです。
この近くの田舎で、リンゴを育てている人です。
ものすごくたくさんの種類を、
木の箱につめて、いっぱい売りに来ていたのです。
親子でやっていましたし、
孫の代の人も、見かけていました。
もう、15年くらい毎週、
リンゴや、梨を買っていましたから、
すっかり顔なじみです。
その、やさしいおじさんが、あいさつもなしに、
いなくなってしまったのです。
とりたての、
そのリンゴのおいしさといったら、
日本のリンゴくらいおいしいです。
と、言うのもおかしいですが、
日本にいた時は、うちでは、
長野の知り合いから、新鮮なのを送ってもらっていたのです。
それと、同じくらい。
そんなリンゴは、もちろんスーパーでも、
ほかの商人のところでも、手に入らないほどです。
日本のお店で、でも、なかなか。
電話番号を見つけて、
かけてみましたところ、
もうろくした、おばあさんが、返事に出るだけで、
ラチがあきません。
こんど、その農園に、抜き打ちで、
行ってみようと思います。
あのリンゴが手に入らないなんて、
秋が来た気分がしないです。
がっかり!
夏の前には、
商売あがったり、と、
言っていましたから、きっと、
おつらい状況に、おちいっているのかもしれません。
でも、あきらめずに、
あの、おいしい無農薬のリンゴを、
育て続けていってほしいのですが。。。
つらい状況、で思い出すことがあります。
先日、テレビで、Francis Cabrelフランシス・キャブレルという、
歌手のインタビューを見ました。
私は、あまりよく知らない歌手なのです。
でも、聞けば、あ、その歌なら、知っています、と
いうくらい、有名なヒット曲を出しています。
ステキで、心に残る歌が多いです。
フランスの、シンガーソングライターです。
その人が、
言ってましたが、
自分の父親は、労働者として、
毎日、つらい仕事をしてお金を稼いでくれた、
子どもたち(自分)を育てるために。
なのに、自分は、
こんなにラクをして、歌うたって、
かんたんに、お金がはいってくる。
そんなことに、いつもずっと、
申し訳なさを、感じている、ということでした。
(そんな気持ちを込めてうたったのが、
こんど、久しぶりに出る新曲なのだそうです。
それが、とてもさわやかで、
心にひびきましたので、
下に、のせておきます)
それにしても、
「こんなにラクに」「かんたんに」曲を作って、
というのには、なんとなく、合点がいきます。
ふつう、
アーチストは、苦しむことが多いと思います。
でも、うまくいく時というのは、
ラク(楽)に、
つまり、楽しんでいる瞬間、なのかもしれない、と
なんだか、よくわかる、と
思ってしまいます。
たしかに、そういう瞬間は、あるのです。
それについて、
申し訳ない、とずっと思っている、というのも、
また、なんともいえない、と思います。
インタビューのあとの、
テレビスタジオでの、ライブ演奏は、
とても、すばらしかったです。
涙が、出ました。
うちの、スイカズラ、Halliana(針穴)さんは、
もう、夏は終わったのに、
まだまだ、ステキな花を咲かせてくれています。
打ち上げ花火の、最後の方、みたいです。
しばらくすると、この青い葉っぱも、
落ちていくはずです。
寒くなってきました。
みなさん、お身体大切に。
きょうも、読んでくださって、どうもありがとうございました。
♪フランシス・キャブレルの歌をきく。
ここをクリック↓
*歌詞のホンヤク。
***
「あなたに似るということ」
あなたは私の年齢まで生きられなかった。
これのために頑張りすぎたんだよな。
村の入り口の工場では丸一日中
夕方には、2つの家庭菜園の仕事
あなたの子供たちが食べられるように、と
それはよくわかっている、私はそこにいたのだから...
そんな時間に起きるのは、勇気がいることさ
夜が明けるずっと前だ
真っ暗な頃に起きて、
素手で、冷たい自転車のハンドルを握って
そして、それはすべて、
あなたの子供が眠れることができるように、とやってくれたこと
それはよくわかってる、私はそこにいたのだから...
私も、もっとあなたのようになれたらいいのに...と思っていた
でも、思っても、なれなかった。
私の性に合わなかったんだよね...。
お父さんだって、本当に色々考えたでしょう?
そして、ある日、ギターに出会ってしまって。
そして、それ以来楽しく生きてきた...。
あなたの足は地面についている人だった。
そして、私はその正反対。
"愛してる "とは言ったことはない
ハグもしたことはない...
愛情に関することは
すべて自分たちで憶測するだけ。
私たちは、そんなふうに育てられた
そして、本当に、大きくなったでしょ。
知ってるさ、私はそこにいたのだから。
これほどいい運を得られたことを
たまに、申し訳なく思う
まわりを見渡してみると
私の家は広いし、
庭は見て楽しむもの(食べるためじゃない)
そしてあなたは遠く離れた天国から
私を見張っているということを、私は知っている
あなたは私の年齢まで生きられなかった。
このために頑張りすぎたんだよな。
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