あまり、大きな声では言えませんが、
今回、海辺のお宿に、
炊飯器を持ってきました。
毎回、ノルマンディーに来ると、
海の幸を、いただきます。
魚屋さんで、
カニだの伊勢エビを、ゆでてもらって、お宿で、いただくのです。
パンをそえて、一緒にいただくのです。
さて、今回は、
炊飯器を持ってきました。
これは、去年、日本へ里帰りした時に、手に入れたのです。
フランスの、いまいちのお米でも、
日本の炊飯器で炊けば、
かなりおいしくなる、と、ある人が、
教えてくれたからです。
私は、もともと、フランスのお米を、
おいしいと思っていたので、
あまり、変わりありませんでした。が、
その、コンパクトで、長方形の、かわいらしい形を見ているうちに、
なんとなく、
これは、トランクに入れやすい、と思ってしまいました。
それで、きのうは、魚屋さんで、
スズキを一匹、おろしてもらいました。
そして、
トランクに詰めて持ってきた、炊飯器で、ご飯をプログラミングします。
そして、夕ごはんは、
ワサビじょうゆで、スズキのお刺身!
ホカホカの、ご飯!
おみそ汁!
というのを、お宿のお部屋で、いただくのです。
魚屋さんで、
そのスズキ、生で食べられますか?と、尋ねた時、
お姉さんが、
ギョッとして、
「ええっ?」と、口ごもったので、
「あ、これは、イキが良くないのかな」と不安になりました。
が、すぐに、お店の主人が、
「大丈夫だよ」と、言ってくれたので、おろしてもらったのです。
イキが良くないのではなくて、
このお姉さんは、きっと生で食べたことがないのだと、私は想像しました。
こんなに上手に、三枚におろせて、
皮もむけるのに、
好奇心で、ちょびっと、
つまみ食いをしたこともないのかしら、と、
ふしぎに、思いました。
夫が言うには、
ここノルマンディは、
バターやクリームをたっぷり使う伝統があるから、
たぶん、スズキだって、
クリームソースでいただくんだろうね、ということです。
なるほど。
それに、
ワサビや、お醤油がなくては、
せっかくの脂ののったお刺身でも、
味が引き出せないかもしれない、と
あらためて、思いました。
けさは、風が強いです。
きのうも、おとといも、冷たい海につかりましたが、
きょうは、寒そうなので、行かないかもしれません。
ちょっとでも無理をして、冷たい海に入っていくと、
しだいに、体の芯から、あったかさが湧いてきて、
慣れてくるのです。
いったん慣れてしまえば、こっちのものです。
しばらくは、海と遊べます。
波にゆられたり、
波に、ざぶんと、やられたり。
そして、
海の幸を、あったかいご飯と、いただく。
これが、
私の、タラソテラピー(海セラピー?)です。
きょうも、読んでくださって、どうもありがとうございました。
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