新らしい年が、やってきました。
みなさまにとって、いい年になりますように。
みなさんは、
どんなふうに、年を超されたのでしょうか。
私は、
今年は、フランスにいながら、
日本のテレビを見ました。
去年は、
あまり大きな声では言えませんが、
インターネットで、日本のテレビをみるコツが、ありました。
それで、
日本時間の、ま夜中の、放送を見たりしました。
そこで、
生まれて初めて、
おスモウを、見たりしました。
けれど、それは、もう使えなくなったのです。
ですので、
こんどは、ちゃんとお金を払って、
ヨーロッパの人向けの、日本のテレビを、
一ヶ月だけ見る、段取りをしました。
目的は、
「グレーテルのかまど」という、
とてもおもしろい、料理番組。
それから、
紅白歌合戦と、
「ゆく年くる年」を見ること。
これが、目的でした。
きのう、おおみそかの、お昼ごろ、
その、紅白を、見ました。
ライブで、やっていたのです。
ライブというのは、
日本時間と同じで、見られるということです。
それは、それは、
もう、感激でした。
日本にいたころから、
歌謡曲は、あまりまじめに聞いたことはありません。
まじめに、紅白を見たことも、ありませんでした。
ですが、
こうして、歌手の方々が、
ライブで、注目を浴びて歌っているのを見ると、
プロの方なのに、やっぱり、ドキドキしてるのが、
伝わってきます。
あまりに、力みすぎて、
じょうずに歌えない方も、あるような気がします。
ドラムの方だって、なんとなく、しゃちこばって、
無理して、ノッているようにも思えます。
それが、なんだか、感激なのです。
涙が出そうになりました。
なんども、感激しました。
それから、
私が日本にいたころ、遠い昔、
昭和時代の紅白とくらべると、
歌の雰囲気も、ずいぶん、ちがいました。
踊りも、ぐんとふえて、
若々しくて、ステキでした。
昔より、今の方が、もっと、よく思えました。
最後の方に、石川さゆりさんが、歌っていました。
津軽海峡という曲を、歌っていました。
歌謡曲にくわしくない私でも、
なんとなく、歌詞まで覚えていました。
知らないうちに、
この歌が、私の心に、しみとおっていたんだ、と
ちょっと、びっくりしました。
それはそれは、迫力たっぷり、たのもしい、
すばらしさでした。
それから、
司会の方や、みなさんのお話をきいていて、
日本は、ちょっと、落ち込んでいるのかしら、と、
思ってしまいました。
私が小さかったころは、
こんなに、なんども、
「日本を元気に」という言葉を、
聞いたことが、ないように思いました。
ということは、日本は、元気じゃないんですか、と
ちょっと、気になりました。
それに、「涙」がテーマの曲が、よくありました。
日本の人たちは、
「わび、さび」の美しさを知ってるから、
「涙」の歌を歌ったりするのが、得意なのかな、
と、思いました。
そういえば、
私のピアノの生徒さんたちに、
次の曲を選ぶとき、
「どういうふうなのが、いいですか?」ときくと、
たいてい、80パーセントは、
「悲しい曲がいい!」と、答えがかえってきます。
別に、その生徒さんが暗いわけではありません。
そういう曲の方が、きれいだから、だそうです。
悲しい曲の方が、美しい、と
小さな生徒さんも、
大きな生徒さんも、よく、言います。
それを、思い出したりしました。
いい紅白でした。
そのあと、
なんの前ぶれも、説明もなく、
とっぴょうしに、除夜の鐘のなる、お寺の風景が
写りました。
「ゆく年くる年」でした。
それが、昔とまったく同じで、
なつかしく、なつかしく、思いました。
大掃除も、
おせちの準備も終わって、
おそばも、いただいて、
やっと、母がお風呂に入れるころになって、
お風呂場から、
ざーっと、音がしている、そんな錯覚が、
しました。
いい年越しでした。
よいお正月を、おすごしください。
読んでくださって、どうもありがとうございました。

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2 件のコメント:
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
わたしは年末年始をパリですごしたので、紅白は帰国後録画を観ました。「日本を元気に」というフレーズは、震災や各地での豪雨被害を受けての事だと思います。自然災害が続いているので「みんなでがんばろう!」って感じだと思います。日本、元気ですよ!
紅白、面白かったですね(^_^)
まめゆうさん、こんにちは。
あけまして、おめでとうございます。
こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。
「日本を元気に」というフレーズ。
あぁ、そうですか、そういうことなのですね。
安心いたしました!
紅白、帰国後、見られましたか。
ほんとです、よかったです。
こんなふうに、日本のみなさんとつながっている、というのも、
楽しいです。
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