2022年5月17日火曜日

これが、千円札だったらいいのに

うちの、小さな庭のすみには、
大山木という大きな木があります。
それが、今の時期には、よく葉を落とします。
その落ち葉は、だれかが拾わないとなりません。

毎年、めんどくさいな、と思いながら、
ホウキで集めたり、
手で拾ったりします。
その葉っぱは、お札の2〜3倍も厚い、
しっかりとした、見事な、落ち葉です。
これで、何かができそうなくらいです。

私は、これが千円札だったらいいのに、と
思いながら、拾います。
毎朝、千円札が庭で拾えたら、私もうれしいですし、
時間がとれなければ、
門を開けて、「拾い放題」というふだをかければ、
誰かが来て、あっという間に、きれいになると思います。

でも、
今のところ、この落ち葉の使い道は、
わかっていません。
ふつうの枯葉ならば、ためておけば、
いい堆肥になったりしますが、
この、しっかりしすぎた、セルロイドのような枯葉は、
ただただ、ゴミ箱へ、行ってしまいます。
















ヨーロッパでは、5月といったら、
寒く、ゆううつな冬が終わって、
若葉やお花が、ステキな時です。
私も、ずっと、5月は、一年で一番美しい月、と
思っていました。

それが。

このところ、そうとも言えないのです。
今週も、アフリカから、熱い空気がやって来ます。
あすなどは、30度が予定されていますし、
おまけに、日本のように湿っぽいのです。
そんなことは、初めてです。

私は、暑さが苦手です。
雨戸を閉めて、
ひんやりとした一階にこもります。
なるべく、外には出ません。
そろそろ、
お布団も、上の階から1階に、おろしてくる予定です。
いつもなら、
それは、7月のはじめごろなのですが。

以前は、
夏服といったら、大して着る時期もなく、
ちっともすりへらなかったですが、
最近では、ちょっと様子が変わってきています。

どこかへ引っ越すことを、
考えないとならないかもしれません。



 







などと、今日は、
文句ばかり言ってしまいます。
そんな自分に気がついて、ある人のことを考えます。

ブリュノーという、用務員のおじさんです。
私より少し若いようですが、
私より先に、定年で、いなくなってしまいそうです。
それは、残念だな、
もっといて欲しいのに、と思うような人です。

一年前くらいに私の勤めるところに、来ました。
親切で、
テキパキ仕事をしてくれるから、
みんなに好かれています。
当たり前です。

なぜ私が、こんなに大好きで、
もしかすると、
神様のように尊敬しているのかと言いますと。

「太陽っていうのは、頭の中にあるのさ」って言うのです。
というのも、フランスでは、
天気が悪いと、すぐ文句を言い始めます。
まぁ、それが、あいさつがわりのようなものです。

すると、ある日、ブリュノーは、
「太陽なんて、自分の頭の中にあるのさ」と、
ボソッと言っていたのです。
なるほど。

















ブリュノーさんに、
あいさつで、「元気?」と聞けば、
「元気!ぼくはいつも元気さ」と言うので、
はじめは、おかしいなぁ、
なんか、変だなぁと思っていました。
フランスには、薬で元気を出している人が、
けっこういる、と言う話ですから、
もしかすると、それかもしれない、と思っていたのですが。

でも、
色々話をしているうちに、そうではなくて、
本当に、体を動かして、
福を呼んでいるような人だということがわかります。

そのブリュノーさんは、
しなくてもいいのに、
私の仕事が終わると、
部屋のゴミ箱を、きれいにしてくれます。
初めは気づかなかったのですが、
ある日、それに気づいて、お礼を言いますと、

「ははは、だったら、
学長に、それを伝えておくれ。
そしたら、お給料値上げしてもらえるかもしれないからねぇ!」と
笑っています。
と、そんな風に、ごまかしてますけれど、
私たち公務員は、そんなことで、
お給料値上げ、なんてことは、ありえないのです。

照れて、そんなこと言ってるのだと思います。















それにしても、
それは、お掃除のおばさんの分担なのでしょう?
と、私が、不思議がりますと、

「ぼくがこうするとね、お掃除の人たちは、
その分、時間ができるでしょ。
すると
他のところを、もっときれいにしてくれるからね!」と
言います。
だから、みんなが得する、というような感じです。

また、
職場では、皆の誕生日がわかるようになっていて、
その日には、軽く、
祝い合うのが習慣です。
私は、ケーキを焼いて持っていきます。

すると、今年、ブリュノーさんは、
お花をくれました。
ささっと、外へ出て、雑草(?)のような、
かわいらしいお花をつんで、渡してくれました。

私が、野の花が好きと言うことは、
たぶん知らないと思いますけど。
うれしいお花ですので、
今でも、よく思い出します。
















そして、よく、
「どう、仕事は。
うまく行ってる?
何か、することあったら、言って」と
声をかけてくれます。

もう、人の役に立つことが、
楽しくって仕方ない、という感じです。
コロナの始めのころには、
雑巾で、あちこちを、しょっちゅうふいていました。
テキパキ、テキパキ。

こういう人が職場に来てくれて、
よかったなぁと思います。
みんな、そう思っていると思います。

もともと、この、
用務員の仕事の遅番は、
家に帰るのが遅くなるので、人気がないのです。
今までに、何回も人が変わりました。
ブリュノーさんも、それを気にしてるかな、と思えば、
そうではなくて、
この時間帯が、ものすごく気に入ってるのだそうです。

夜は、遅くまでにぎやかにすごして、
朝は、遅くに起きるのがいいのだそうです。
だから、自分にぴったり、と言っています。

へぇ、そうなんですね、と感心。
でも、もし、朝早くの仕事に就いたとしたら、
やっぱり、「この時間帯がすごくいい」なんて、
言うのかもしれない、と私はにらんでいます。

なんでもいいですけれど、
いつまでもこの仕事場にいてほしいな、と思います。
そして、
私も、ブリュノーさんの、
「太陽は頭の中」を思い出して、
体を動かしていこう、と思いました。

第一、
その方が、がぜん、楽しいですし!
















きょうも、読んでくださって、ありがとうございました。


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2022年5月10日火曜日

ふつう生活の、始まり〜

ここへきて、ふつうの生活が始まっています。
いろいろなプロジェクトが、わき出てきますし、
学年末の、いろいろな行事も、行われます。

これは、久しぶりのことです。
コロナは、まだ、はやっているような気もします。
でも、マスクをつけない時間も、ふえてきました。
いい方向に向かっているようです!

先日、
ヒップホップのバトルを見にいきました。
フランス国内のレベルは、
なかなかなものです。
上手な人たちが、争い合いました。
こういう争いは、いいものです。
お互い、刺激を受けて、
腕を磨くのです。

私まで、刺激を受けて、
また、ダンスをもっとまじめに練習しようという気が
起こりました。



 








さて、
こちらは、いっきょに暑くなっています。
きょうなどは、真夏のように暑い気温が
予定されています。
私は、どちらかというと、
暑さが苦手です。
だから、この涼しい土地を選んで、
わざわざ住んでいるのです。

それが、
この何十年かで、気候が変わってしまいました。
フランスの中でも、この中央部が、
一番温度が高い、ということもあるくらいです。
それですと、私がここに住む理由が、
あまりなくなってきます。

もし、この先、仕事も定年になったら、
自由の身ですので、
もしかすると、引越しを考えるかもしれません。
わかりません。

















先の日曜日には、
友人が、お茶に来てくれました。
外にテーブルを出して、おしゃべりをしました。
その人は、病気だったのです。
でも、長い治療を終えて、
こうして、お茶にも来られるようになったのです。

その、うれしいこと。

聞けば、いろいろな計画をしています。
オートバイを買った、
夫婦で、二人乗りで旅行をする、
お家のダイニングを広げる工事、
などなど、楽しそうなことを考えています。

そうです、そうです、
うんと楽しみましょう、
人生は短いのです、やりたいことをやりましょう!と、
私も、夫も、二人して、うなずきました。

大賛成!

























また、話は変わります。
夫は、先日の健康診断で、もう少し、
食べ物に気をつけたほうがいい、と言われて来ました。
脂肪がつきすぎている、ということでした。

うちでは、そんなにワルイものを食しているとは
思わないのですが、
ただ一つ、夫には、デザートを食べる習慣が。

それは、
生チーズに、たっぷりのジャムをかけたり、
おいしいバタービスケットとか、
甘いものです。

私が、そんなことを話しても、以前は
ちっとも耳に入りませでした。
でも、数字にそれが出ますと、
それはそれは説得力があったようです。
すぐに、デザートをカットしていました。
そして、数週間で、とてもいい数字になりました。

そして、そのあとが、おもしろいところです。
本人は、
食べなかったら、元気がなくなると思って、
甘いものを食べていたのだそうです。
ところが、
それをやめたら、
もっと元気が出てきた、というのです。

それは、私が見たって、わかります。
顔色が、良くなっています。
こんなに、食べるものによって、
違いが出るとは。
















フランスでは、
学校給食でも、きちんとデザートがつきます。
と言っても、大したものではありませんが、
くだもの、
甘いヨーグルト、
お菓子、などが出ます。

それが習慣になっていますから、
夫にとっては、大変な変化です。
私は、と、考えてみますと、昔は、
食後は、くだものがあれば、ちょっと豪華な感じ。
さもなければ、
ごはん茶碗にお茶を入れて、それで、終わりでした。

そういう習慣でしたから、
今、夫ほど苦労しないです。

給食で、夏みかんが出てきたのを思い出します。
あれを、4つに切って、ゴロンと一人分。
その食べ方は、けっこうむずかしかったです。

90度の切り身のうち、
身が切られているのが、2辺。
そして、その中に、かろうじて、2つくらい身が入っています。

そして、上手に食べられたとしても、
その、すっぱいこと。

でも、香りは良かったです。
今でも、思い出します。


















みなさんのお住まいのところでも、
だんだん夏に向かっているでしょうか。

どうぞ、お元気で、おすごしください。
きょうも、ありがとうございました。
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2022年4月25日月曜日

パリ、変化まっさい中

先日、パリまで足をのばしました。
そして、
展覧会を見ました。
フィンランドの人です。
場所は、プティパレ。

朝早く、
メトロの階段を上がっていくと、
今までの景色とはがらっと変わって、
とつぜん、木と空が見えます。
ちょうど、マロニエが花を咲かせているのですが、
見えるのが、白のと、赤いのと。

何だか、おめでたい気持ちになります。







 






このごろでは、展覧会にふらりと行くことなんてしません。
前もって、何日の何時に、と予約をするのです。
しないとならないのです。
でも、これには、
ちょっと、文句を言いたくなります。

もし、その時間に着けなかったら、おじゃんになりますし、
その前に、小腹がすいて、
ちょっと手間どったりすれば、これまた、モンダイ。
その予約した時間に、
絵を見る気分になっているかどうかも、これまたギモン。

などなど、
いろいろ、きゅうくつな感じがします。

でも、これがきまりです。
私は、ずいぶん余裕を持って行きましたので、
自分の時間になるまで、
そのあたりを、ぶらぶらしました。


















その日は、とびきりお天気が良かったです。

だんだん、ツーリストも増えてきました。
コロナが、いい方に向かっている、という、
いいきざしです。
これは、うれしいことですが、
しばらく、ツーリストのいない静かなパリを、
楽しんでいましたので、
こうやって、人が増えるのは、ほんの少し残念。

と、思うのは、
私が、自己中心に考えているからです。
私だって、ツーリストなのです。

ツーリストというのは、
働きもせず、ただ、のんきに、
ぶらぶらして、
ながめて、
写真を撮って、
歩くリズムも、バラバラで、
何とも、しょうがない存在だと思います。
自分がそうなのですから、
だれに文句を言っていいのか、わかりませんが、
やはり、なるべく少ないほうがいい、と
思ってしまいます。

橋の上には、
とてもオシャレをした、東洋の女性が数人、
写真を撮り合っています。
それは、何だか、ほほえましいです。
















と、そんなことを考えながら、
噴水の前で、
カラスを見る。
しばらく、写真も撮らせてもらいます。

そして、
私が立ち去ろうとすると、地団駄を踏むように、
カーカーと騒ぎ出したので、
あ、これは、何か食べ物をもらえる、と
思っていたのかもしれない、と気づきます。
ごめん!

でも、私のポケットには、何もないのよ。

実は、私も、少し何か食べたかったのです。
展覧会の前に、
クロワッサンと、カフェオレを予定していたのです。

ですが、まだ、カフェテリアが開いていない。
しかたなく、そのまま会場に行きます。









































展覧会では、
説明も読まずに、
会場を歩いて、好きな絵があったら、
そこで止まって、じろじろ見ます。

心にひびいたら、
そこにずっと、います。
そんな風に、気ままに見ます。

一つ、おかしなことがあります。
私が見ていると、
どういうわけか、人が集まってくるのです。
これも、ちょっと、心の中では、
「もう少しほっといて」と言いたくなるのですが。
そして、
私が去ると、みなさん、どこかへ消えてしまいます。

その絵は、ちっとも人気がないように、
なります。

私は、自分の趣味で、
自分の勝手で見ているのに、
じろじろ見ていると、
必ずと言っていいほど、人が集まってきます。

読者のみなさんも、今度、試されたらいいと思います。
展覧会で、
何でもいいですから、ひと気のないところで、
作品をじーっと見つめて、
ずーっとそこにいると、どうなるか。

きっと、人が集まってきますから。


























心にひびいた作品は、たくさん。

ただし、お腹が空いて、
集中力がなくなってきたのには、困ります。
ですので、
割と速いスピードで、見回ります。

















そして、一つ、特に、
心を打たれたのがあります。
このアルベルトさんという画家の、やさしいまなざし。
その絵は、
おさいほうを習う、子どもたちを描いたものです。

洋服屋を育てるために、ということですが、
そこは、
孤児院ということです。

どうして、フィンランドに孤児院が?と
不思議に思います。
これは、もしかすると、
戦争孤児かもしれない、
ウクライナと同じようなことが起こった時のかもしれない、と
思ってしまいます。

調べないとわかりませんが、
この国も、たびたび、そういう迷惑を
受けていますから、
そうかもしれません。

8才くらいの男の子たち。
体をきたえて、国を守りなさいというのではなくて、
おさいほうを習いなさい、というところが、
やさしく思えました。



それを見ている、画家は、
何を思っていたのかしら。


















いくら絵がステキでも、
集中力が、限度になりましたので、
カフェテリアに行きます。
やっと、一息つけます。

フランスのカフェでは、
カフェオレを頼むとき、
「クレーム」、と頼むのです。
それを思い出して、
わざわざ、私は
「クレーム一つとクロワッサンください」と、
お願いします。

すると、
ウエィターさんは、しばらく考えて、
「はい、カフェオレですね」と念を入れました。
私は、心の中で、
うーん、そうか、時代は変わったのだ、と
思いました。

若くて、
フランス系ではないウエィターさんでした。

























そのあと、
ショッピングをして、
とあるカフェのテラスで、飲み物をたのんだ時。
これは、とっといてください、と
チップを差し出しますと。

「あぁ、ありがとう、
これ、あなたに差し上げる。だって、
昔が思い出されるでしょう?」と、コインを一枚くれる。

えぇ、私、そんな、昔を思い出すような年かしら、と
少しびっくり。
見れば、フラン時代のコインです。

そうねえ、
時はたったのですね。

また、時代が変わったのだなと、思います。
なんとなく、
取り残されていくような感じもします。

とはいうものの、おもしろい、
時代の変化も、あります。

それは、
オペラ座の前で、
階段に座って、街の音楽家を聞いていましたとき。

となりでは、
若い男性が、ケーキを一つ、箱から出して
食べようとしています。
フォークも持っていませんから、
どうやって食べようか、と
ちょっと困っています。
私まで気になって、
チラチラ見てしまいます。

そのケーキというのが!

まっ白なチーズケーキ。そして、
その上に、桜の葉と、
桜の花の塩漬けが、のせてあるのです。

これは、日本の桜餅と、
レアチーズケーキの、合いの子に違いありません!
味を想像しただけて、
うれしくなります。

どこで手に入れたのか、
お聞きすればよかった、と、
あとで思いました。
一昔前のパリでは、ありえなかったことです。

















































フランスには、桐のタンスはありませんが、
桐の木は、たまにあります。
パリでも、
花がさかりでした。
あら、もうそんな時期、と思いました。

一日中、いいお天気でした。

ずっと探していたのに、
なかなか見つからなかった、
オレンジ色の、ゆったりジーンズを、やっと、手に入れられました。
うれしくなりました。
がんばって、長いこと並んで、試着をして、
がんばって、長いこと並んで、レジにたどり着けました。

少し、人が多くなって、
にぎやかなパリになったな、と思いました。

















きょうも、訪ねてきてくださって、
ありがとうございました。





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2022年4月21日木曜日

フランス選挙は、ハラハラする



まぁ、いろんなことが起こるのです。
毎日、毎日、あきることもありません。

まず、
フランスの大統領選挙、第一回目は、どうなることか、
心配していました。
今週の末には、第2回目。
極端な考えの人が多くなっているフランスです。
でも、
どうやら、「極端」は避けられるような見込みです。

少し、ホッとしています。



 

 







私は、音楽院でピアノを教えています。
それとこれとは、関係ないのですが、
もう、この際、そんなことかまいません。
私は、若い人たちに(ちびっこでも)、
「選挙があったら、投票しにいきましょう」と
宣伝をしています。

そして、
民主主義が、空気のようにあって、
そのありがたさがわからないかもしれない、と思って、
そんな話もします。

私の意見は、押し付けませんが、
でも、民主主義を守っていきましょう、と
いうことだけは、話します。
つい、こないだまで、
女性は投票できなかったんです。
それが、やっとできるようになったのですから、
どうぞ、どうぞ、貴重な一票、
よく考えて、使って、と言います。

変なピアノの先生、と思っているかもしれませんが、
この際、そんなことは、どうでもいい、と
思ってしまいます。

それから、思います。
ちびっこたちも、政治のことは、
かなり、知っているのです。
立候補した人たちの名前も、
よく知っている。
それは、かなり、いいと思います。
そして、
政治家のことを、よく見きわめてほしいと思います。
























ところで、話は飛びます。

とても残念なのですが、
私の「3度の飯より好きな」ボデイジャムが、
なくなりました。
いえ、
あることはあるのですが、
短縮形の、ライト版になったこと。
曜日が変わって、行けなくなったこと。

もう、がっかりです。
こんなに、
楽しくて、
ステキで、
優れもの(ケガをしないように、よくできている)なのに!

と同時に、
こんな日がいつか来るだろう、とは思っていたのです。
ですから、
それなりに、いろんな準備はしていたのです。
別な街に行って、ボディジャムをやる、とか、
ハウスダンスの稽古を、自分で、もっとまじめにやる、とか。

それでも、
10何年も続けていたボディジャム、
歩いて5分のところで楽しめたのです。
お仲間と一緒に踊るのも、
とっても、楽しかったのに。
えーん、と泣きたくなります。

と、こうやって書くのも、
つらくなります。

ので、話は、次に移ります。

























先日、夫をそそのかして、
ノルマンディー海岸に行ってきました。
一泊で。
次の日は、ゆっくり
夕方までお宿に居させてもらいます。

突然、行くことを決めたので、
いつものお宿は、満員。
ですので、
てきとうに、空いているところを、
とります。
空いていれば、いいのです。

え?そこは、どこ?と、
地図で調べても、あまりよくはわかりませんが、
海なら、なんでもいいのです。
ヨードの香りがする、浜辺で、のんびりしたいなぁと
思ったのです。

そういう時は、きっと、体もヨードが必要、と
思っているに違いないです。

行き先は、だいたいわかっているだけで、
どういうところなのか、着いてからのお楽しみ。
細かいことは、カーナビにまかせて、出発。
すると、
ただそれに従っていれば、
その、知らない場所に、着きます。
















いつも行くところは、どちらかというと、
パリジャンの多い海岸。
赤貝のような貝が、よくとれます。

ここは、そのすぐ近くですが、
どちらかというと、地元の人が来るような海岸のようです。
そして、浜辺にはムール貝のからが、いっぱいころがっています。
レストランも、数は少ないですが、
ムール貝が、多い。

海の色、
空の色は、
ノルマンディー独特の、いつもの、あれです。

それから、
ものすごく遠浅です。
それに、ものすごい大潮の日でしたので、
着いた時には、引き潮で、
浜辺がだだっぴろいだけで、海なんか見えないほどでした。

私は、まぁ、寒くても、水につかってこよう、と
水着に着替えました。
泳いでいる人は、誰もいなかったので、
水も冷たいだろうと思いました。
やはり、思った通り、ものすごく冷たい水でした。

足は、冷たい、というよりも、
痛くなりました。
















お宿は、目の前が、海でした。
満ち潮のときは、
すぐそこで、波がザザーン、ザザーンとしていました。

それが、うれしくて、
ただ、ただ、ながめていました。

日本だったら、こういうところでは、
お刺身だとか、
海の幸の、
酢の物だとか、色々出てくるのだろうなぁと、
ちょっとうらめしく思います。
ここでは、みなさん、なんでも生クリームをかけて、
煮ちゃうのです。

お魚の、生クリーム煮、
ムール貝の、生クリーム煮、
もしくは、地元のチーズ、カマンベール煮、など。

うーん。

時間があれば、
魚屋さんで、生の魚を、おろしてもらいます。
でも、魚屋さんは、「生で食べるんですか!?」と
気を失いそうになったりします。

生きのいいお魚を、わざわざ、
ワインや、クリームで煮てしまうことこそ、
私は気を失ってしまうのです。


















浜辺には、
なんの貝のだかわかりませんが、
卵のカラが、いっぱいありました。
ムール貝のかもしれません。

日本では、昔、こういうのを、
「海ほおずき」と言って、
色をつけて、売っていました。

かわいいらしいカゴに入れて、
おみやげ屋さんで、売られていました。
オカメほおずき、と、
ナタほおずき、という細長いのがありました。

糸切りバサミで、
ちょっと穴を開けて、
それを口に入れて、「ズイーズい」と、
音を出します。
なかなか、むずかしいのです。
できると、得意になります。
もう、宝物のように楽しいおもちゃでした。

今でも、そんなのはあるだろうか、
もう、ないだろうな、と思いました。


夕食も、
お昼も、海辺で、いただいて、
すっかり、ヨードの空気を吸いました。

子どもたちが遊んでいたり、
人がたくさん散歩していても、
なんとなく、おとなしい、海岸でした。
いい休憩になりました。

















きょうも、どうもありがとうございました。








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2022年4月5日火曜日

ますます、状況がワルクなる


先週は、ものすごくたくさんのことをしました。
飛び入りの仕事が入ったり、 
新しい人に会ったり、
ケーキを焼いたり、
設計をしたり、
いろいろ。

その上、
しょっちゅうニュースを見ては、
何か、いいことは起こらないだろうか、と
待ち構えているのですが、
まだ、そういうことは、ないです。

それどころか、
ますます、状況はワルクなっていくような気もします。
今回の、ウクライナのことは、
大河ドラマを見たり、
歴史の教科書を読むのとは、わけが違います。
ちょっと信じられなく、
涙が出ます。

















たしか、聖書に「10の災い」という話があって、
それは、エジプトで、
イナゴで、農作物がやられたり、
疫病がはやったり、
アラレがふったり、というのが10も続いた、というのです。

それを、思い出してしまいます。

まだコロナは終わっていないというのに、
ウクライナ。
そして、ヨーロッパには、サハラの砂が降っています。
そこいらじゅう、泥だらけです。
と思ったら、
エイプリルフールの日には、冗談のように、
急に寒くなりました。

アラレが降りました。
雪も降りました。
フランスの、ワインのぶどうや、
アンズ、
サクランボが、
大変なことになっています。

そして、
わが家では、皿洗い機が、故障したと思ったら、
掃除機も、アウトになりました。

おまけに、今日は、
寒すぎて、フランスでは、
電気が足りなくなりそう、というのです。
なるべく電気を使わないで、と
言われています。
こんなことは、初めてです!


でも、皿洗い機くらい、なんのその、と思います。
節電だって、なんのその。
よろこんで、そうします。

















ほんとに、心が沈むのです。
エイプリルフールの日には、どんなジョークを言おうかと、
いろいろ考えましたが、
どうも、思いつかなかったです。

ですので、
生徒さんには、「学校では先生にいたずらをしましたか?」と
聞いてみますと、


「大したことはしなかった。
あんまり厳しくない先生の時間に、
みんなで、バラバラの時間にアラームが鳴るように仕掛けた。
そして、授業中、
てんでバラバラに、あちこちで、
次々にアラームが鳴った」

ということです。
それを聞きながら、
私も、あわてて背中に手をやります。
背中に、魚の絵がはりつけられる、というのが、
まぁ、4月1日の、いたずらの定番なのです。
学校の先生は、よく、ターゲットになります。

今では、あまりそういうことしないのかな、
と思っていましたら、
帰り道に、
冷たい雨にぬれて、アスファルトの上に、
紙のお魚が、落ちてました。
セロテープで、どなたかの背中にくっついていた、
そのセロテープも、見えました。


















さて、上に書いた
設計をした、というのは、
革の、タブレットケースを作ってもらうためです。

私は、今では、
たくさんの楽譜を、薄いタブレットに入れて持ち歩いているのです。
そのタブレットを、大事に、
厚い革のケースで保護したいのですが、
そういうのが売られていません。
布でしたら、自分でも縫えるかもしれませんが、
革は、できそうにありません。

ですので、革の職人さんである、
靴修理屋さんに、話してみましたところ。
へぇ、革のケースね、
いいですね、
一枚革で、作ってみましょう、と
乗り気になってくれました。
そして、
なんども、お店に足を運んで、
話し合いをしました。

さっそく、試作品も作ってくれているのです。
それを元に、ここをこう、
あそこは、こう、と注文をつけて、
私の、好きな通りにしてもらいます。

大きな封筒のような、簡単なデザインなのです。
でも、
サイズ、
使い勝手のことを考えると、
細かいことを打ち合わせしなくてはなりません。

でき上がってから、

「あら、こんなの」なんていうことになったら、
かなり、がっかりするはずです。
それどころか、寸法が合ってなくて、
ブカブカ、とか、
タブレットが入らない、となったら、どうします。

仮縫いもできないのです。
ですので、
ここは、きっちり、詰めをしとかなくてはなりません。

ずいぶん、神経を使って、
決めましたので、もう大丈夫と思います。
あと4週間くらいで、でき上がるそうです。
楽しみです。

















ところで、
フランスは、といえば、
もう、マスクをしなくてもいいのです。
ところが、その、アマノジャクなことと言ったら!

以前は、マスクをしろと政府が言えば、
「自由をうばうの、反対!」と、
デモをしたり、文句をいっぱい言っていたのです。
それが、
今、マスクをしなくてもいいとなったら、
実は、
マスクをする人が、半分以上はいるのです。
そして、
「マスクを外すの、
ちょっと早すぎたんじゃないでしょうか」なんて、
言っているのを、よく聞くのです。

高校生でも、
今までは、いやいやマスクをしていて、
鼻の下までしか、かぶさなかったくせに、
今では、鼻も隠している人がいるそうです。

フランス人のアマノジャク、と
私は、おかしくて笑ってしまいます。


















ところで、
この災いの中、
フランスでは、大統領選挙が近づいています。
そして、
極端な考えの人が、多くなってきています。

おかしなことですが、
民主主義という制度によって、
極端な人(ひっ虎ー、プッチンプリンなど)が選ばれることもあります。
それを思い出して、
フランスの人が、
政治に関心を持って、
ぜひ、投票に行って、
このこわれやすい民主主義を、大事に守っていって、
というのが、私の強いお願いの気持ちです。

大変な時期ですが、
みなさん、
どうぞ、気も心も、お大事に、おすごしください。






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