2022年4月5日火曜日

ますます、状況がワルクなる


先週は、ものすごくたくさんのことをしました。
飛び入りの仕事が入ったり、 
新しい人に会ったり、
ケーキを焼いたり、
設計をしたり、
いろいろ。

その上、
しょっちゅうニュースを見ては、
何か、いいことは起こらないだろうか、と
待ち構えているのですが、
まだ、そういうことは、ないです。

それどころか、
ますます、状況はワルクなっていくような気もします。
今回の、ウクライナのことは、
大河ドラマを見たり、
歴史の教科書を読むのとは、わけが違います。
ちょっと信じられなく、
涙が出ます。

















たしか、聖書に「10の災い」という話があって、
それは、エジプトで、
イナゴで、農作物がやられたり、
疫病がはやったり、
アラレがふったり、というのが10も続いた、というのです。

それを、思い出してしまいます。

まだコロナは終わっていないというのに、
ウクライナ。
そして、ヨーロッパには、サハラの砂が降っています。
そこいらじゅう、泥だらけです。
と思ったら、
エイプリルフールの日には、冗談のように、
急に寒くなりました。

アラレが降りました。
雪も降りました。
フランスの、ワインのぶどうや、
アンズ、
サクランボが、
大変なことになっています。

そして、
わが家では、皿洗い機が、故障したと思ったら、
掃除機も、アウトになりました。

おまけに、今日は、
寒すぎて、フランスでは、
電気が足りなくなりそう、というのです。
なるべく電気を使わないで、と
言われています。
こんなことは、初めてです!


でも、皿洗い機くらい、なんのその、と思います。
節電だって、なんのその。
よろこんで、そうします。

















ほんとに、心が沈むのです。
エイプリルフールの日には、どんなジョークを言おうかと、
いろいろ考えましたが、
どうも、思いつかなかったです。

ですので、
生徒さんには、「学校では先生にいたずらをしましたか?」と
聞いてみますと、


「大したことはしなかった。
あんまり厳しくない先生の時間に、
みんなで、バラバラの時間にアラームが鳴るように仕掛けた。
そして、授業中、
てんでバラバラに、あちこちで、
次々にアラームが鳴った」

ということです。
それを聞きながら、
私も、あわてて背中に手をやります。
背中に、魚の絵がはりつけられる、というのが、
まぁ、4月1日の、いたずらの定番なのです。
学校の先生は、よく、ターゲットになります。

今では、あまりそういうことしないのかな、
と思っていましたら、
帰り道に、
冷たい雨にぬれて、アスファルトの上に、
紙のお魚が、落ちてました。
セロテープで、どなたかの背中にくっついていた、
そのセロテープも、見えました。


















さて、上に書いた
設計をした、というのは、
革の、タブレットケースを作ってもらうためです。

私は、今では、
たくさんの楽譜を、薄いタブレットに入れて持ち歩いているのです。
そのタブレットを、大事に、
厚い革のケースで保護したいのですが、
そういうのが売られていません。
布でしたら、自分でも縫えるかもしれませんが、
革は、できそうにありません。

ですので、革の職人さんである、
靴修理屋さんに、話してみましたところ。
へぇ、革のケースね、
いいですね、
一枚革で、作ってみましょう、と
乗り気になってくれました。
そして、
なんども、お店に足を運んで、
話し合いをしました。

さっそく、試作品も作ってくれているのです。
それを元に、ここをこう、
あそこは、こう、と注文をつけて、
私の、好きな通りにしてもらいます。

大きな封筒のような、簡単なデザインなのです。
でも、
サイズ、
使い勝手のことを考えると、
細かいことを打ち合わせしなくてはなりません。

でき上がってから、

「あら、こんなの」なんていうことになったら、
かなり、がっかりするはずです。
それどころか、寸法が合ってなくて、
ブカブカ、とか、
タブレットが入らない、となったら、どうします。

仮縫いもできないのです。
ですので、
ここは、きっちり、詰めをしとかなくてはなりません。

ずいぶん、神経を使って、
決めましたので、もう大丈夫と思います。
あと4週間くらいで、でき上がるそうです。
楽しみです。

















ところで、
フランスは、といえば、
もう、マスクをしなくてもいいのです。
ところが、その、アマノジャクなことと言ったら!

以前は、マスクをしろと政府が言えば、
「自由をうばうの、反対!」と、
デモをしたり、文句をいっぱい言っていたのです。
それが、
今、マスクをしなくてもいいとなったら、
実は、
マスクをする人が、半分以上はいるのです。
そして、
「マスクを外すの、
ちょっと早すぎたんじゃないでしょうか」なんて、
言っているのを、よく聞くのです。

高校生でも、
今までは、いやいやマスクをしていて、
鼻の下までしか、かぶさなかったくせに、
今では、鼻も隠している人がいるそうです。

フランス人のアマノジャク、と
私は、おかしくて笑ってしまいます。


















ところで、
この災いの中、
フランスでは、大統領選挙が近づいています。
そして、
極端な考えの人が、多くなってきています。

おかしなことですが、
民主主義という制度によって、
極端な人(ひっ虎ー、プッチンプリンなど)が選ばれることもあります。
それを思い出して、
フランスの人が、
政治に関心を持って、
ぜひ、投票に行って、
このこわれやすい民主主義を、大事に守っていって、
というのが、私の強いお願いの気持ちです。

大変な時期ですが、
みなさん、
どうぞ、気も心も、お大事に、おすごしください。






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