もう、4日たちました。
まだまだ、見るもの、聞くもの、すべてが、珍しいです。
毎年来ているのに、です。
成田空港を出たとき、
おまわりさんが目にはいりました。
その制服と、帽子が、まったく昔とおなじようでした。
なつかしい。
私が、あまりにじーっと見つめてしまったのかもしれないです。
おまわりさんも、とまどわれたのか、
ちょこっと会釈してくれました。
フランスのおまわりさんが、
会釈することなんて、あるかしら。
土の香りも、久しぶりです。
日本の土地の香りなのか、植物のなのか、ともかく、これだけは、
本当に、独特です。
あ〜、帰ってきたな、と思います。
山手線のホームに立っていても、そうです。
昔と同じ、においがします。
昭和時代のと、おなじです。
いくら、アナウンスが変わっても、
ジリジリーというベルがなくなっても、
ホームのにおいの中には、
変わらない部分があると思います。
それを感じると、安心、ほっとします。
それにしても、東京の女性は、
スマートです!
私の住んでいる、フランスの地方には、
こんなにスマートな人は、珍しくなったように思います。
(私、気をつけないと)
そのあと、
上野の鈴本で、寄席をみました。
下町生まれの私、江戸弁を聞くのが、
楽しくてしかたありません。
すばらしい、すばらしい寄席でした。
うんと、笑ったり、泣いたり。
フランスの家族と一緒に里帰りすると、
寄席には来られません。
日本語がわかるのは、私だけだからです。
なので、今回のように、
一人で来た時は、さっそく、行きます。
フランスで生活していて、
ちょっと不便で、寂しいことがあります。
漫才のような番組を見て、
まわりが笑っているのに、
私ひとりが、ちっともわからない時です。
といって、説明してもらっても、
おかしさは伝わるとはかぎりません。
ですから、たいてい、
わけもわからず、笑ったりします。
一緒に、雰囲気を楽しんでるだけです。
ですから、寄席に来ると、
みなさんと一緒に、お腹の底から、がははと笑えて、うれしい!
いつもの不満を、ばん回するのです!
そのあと、
昭和時代に、タイムスリップしたような、いいお風呂でした。
ちょっと、熱くて、困りましたけど、
しばらくしたら、慣れました。
湯船の中で、
近所のおばさんと、おしゃべりしました。
「あっつい、いぃお湯ですねぇ。
なんで、こんないい国を離れて、
フランスに行っちゃったんだか、
自分でもわかりません」
と、話したら、
「それは、運命ですよ」と。
そして、
「いんですよ、充実してれば」、と
さわやかに、でも、
ちょっと重みのある信頼できる声で、
おっしゃったので、
あぁ、そうかもしれないな、
まぁ、いっか、と
一人納得して、帰りました。
きょうも、
また、読んでくださって、どうもありがとうございました。
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