ここロワール地方には、春が来ているようです。
いろいろな花が咲き始めています。
とはいうものの、朝早くには、屋根はまっ白。
霜が降りているのです。
朝市に行くと、
同じように見えても、
ちょっと変化があります。
たとえば、菜の花のような菜っ葉も、
売られています。
イチゴも、
白いアスパラガスも、ほんのちょっぴり、
出て来ました。
でも、まだまだ、走りです。
もう少し待ってから、買います。
先日の朝市では、
菜の花っぽい菜っ葉と、
そら豆と、
ガチョウの卵を買いました。
ガチョウの卵は、
とても珍しいです。
買ったのはこれで2度目です。
その大きなこと!
割ったら、
中から怪獣の赤ちゃんが出てきそうです。
市を出している農家の人に、
「きょうは、日曜日だから、
夕ご飯は、オムレツなんです」と言います。
フランス人の、日曜の夕飯は、
ランチがにぎやかだったからなのか、
夕ご飯は、シンプルになります。
一昔前のフランスでは、
オムレツ、と決めている人が多かったです。
なるほど、日曜日のオムレツね、
ガチョウの卵なら、一人1個くらいでいいでしょう、ということです。
その日の晩、さっそく、卵を割ります。
大きな黄身!
そして、
ちょっと、まだ生っぽいところのあるオムレツにします。
できたてを、すぐにいただく。
コクがあって、おいしいです。
サンショをふりかけて、食します。よく合います!
それが、
いくら食べても、食べても、
まだまだ、あるのです。
一個で、ふつうの卵の3個ぶんくらいは、ありそうです。
栄養、たっぷりそうです。
分けてあげたいなぁと、思う人は、
たくさんいるのですが、
どうやって分けて差し上げられるのか。。
話は、変わります。
先日、また「外に閉じ込められ」ました。
カギを持たずに、外へ出たので、
自分の家に入れなくなりました。
それを、「外へ閉じ込められる」という言い方をするのです。
そして、私には、それが初めてではない。
これまで、何度も、そういうことがありました。
また、それをやらかしたのです。
もう、自分にげんなりします。
以前は、
ちょっとしたお年寄りのところに、
合いカギを預けてありました。
「こんちわ〜」と、かけつければ、
なんとかなっていたのです。
でも、もう、そういうお年寄りたちも天国へ行ってしまいました。
つまり、
お年寄りは、私の世代になってしまいました。
ですが、このお年寄り世代は、まだ活躍中なのです。
ですから、色々な人にカギは預けてあるのですが、
その人たちは、日中は、お留守なのです。
大事なカギは、
そのお家の、家具の上のかざりの、壺かなにかの中で、
ゆうゆうと、眠っているのです。
そのために、
私は、4時間くらい、
街をうろうろしなくてはなりませんでした。
幸い、ある場所に、ゆっくりさせてもらえたのと、
ジーンズのまま、スポーツに行けたのは、
よかったです。
これで、大事なボディジャムにも行けたのですが、
もう、これで、こりごり、と思いました。
しばらくして、隣の人が帰ってきて、
「な〜んだ、それだったら、電話してくれたらいいのに」と
言ってくれました。
でも、スマホも、家の中に閉じ込められていたのです。
ボディジャムの仲間が、
「合いカギ、預かるよ」とも言ってくれました。
ありがとう、そうさせてもらいます。
そして、
「どこか、秘密の場所に隠す、というのは?」
という人も、ありました。
私も、そうも考えているのです。
一つ、アイデアがあったのです。
実は、実行しよう、実行しよう、と思っていたのに、
何もしないで、ここまできてしまったのです。
どうするか、は、秘密ですが、
それを、私は、やっと実行しました。
もう、これで、大丈夫、と思います。
もう、読者の皆さんは、2度と、
外へ閉じ込められる、というブログ記事を、
読まれることはないと思います。
お向かいのモクレンの花が、咲きました。
このアングルの、お花の写真は、
なんども、なんども、このブログに載せています。
毎度おなじみで、申し訳ない気持ちもあります。
でも、
平凡に、また、繰り返しやってくる春を見られるのは、
これも、
かなり、いいことなのではないか、とも思います。
色々な祈りを込めて。
きょうも、どうもありがとうございました。
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