このごろでは、天気が変わりやすく、
「3月の大雨」ということになります。
日本では、「春雨」というくらいですから、
ぬれていってもいいくらいの細い雨です。
それが、
ここフランスでは、大雨どころか、
雷が鳴ったり、ひょう、あられも降ります。
とつぜんやってくるのも、3月らしいです。
これまで雨が降らずにいたものですから、
ほんとに「いいおしめりですね」と、いう気持ちになります。
そんな言葉は、フランス語にはないですが、
それでも、「雨ですね。気持ちいいですね」と
声をかけると、
そうそう、ほんとによかった、という答えが返ってきます。
ご存知の方もあると思いますが、
フランス政府が「定年退職の年」を延ばそうとしているのです。
それに反対する人たちが、
ストだのデモだのを行っています。
少し混乱しています。
それにしても、私が気になるのは、
そういう考えをきいて、
幼い子供たち、
若い人たちは、
「労働」イコール「悪いもの」と、決めつけてしまわないか
ということです。
働くことは、
私たちの体にとっても、
気分にとっても、
そんなにワルい事ではないと思うのですが。。。
(仕事の種類によりますけれど)
日本では、
77歳のおば(あ)さんが 、
中華屋を切り回していたりします。
テレビで見たのですが、
ずっとご夫婦で運営していたのに、旦那さんが
亡くなったため、それ以来、
おばさんが、料理から何から引き受けているそうです。
このお年で、すごいと思います。
生活するには、そのくらいのことをする時もあるのです。
平均寿命が伸びるのでしたら、
少しは、働く期間も伸びないと、
いろいろな計算が合わないと思うのですが。
つらい肉体労働はやめて、
他のことでお仕事してもらう、とか、
年長者の得意分野をいかして、
なにか方法はないものか、と思ってしまいます。
ところで、話は変わります。
先ほど、地元のワインを買いに行きました。
作っているところで、買いました。
前回に行った時は、
コロナのせいで、大変に不況な感じでした。
そこの主人は、元気がなさそうでした。
ワインの年の、どれを選ぶのがいいか、
意見を聞いても、
「もう、意見などありません」と言っていたのです。
私にも悲しみが伝わってきましたので、
よく覚えているのです。
それが、
また笑顔が、もどってきていました。
あぁ、よかった。
そして、いい気分で、味見をさせてもらいます。
そして、選ぶ。
甘い白ワインをいくつか、
発泡白ワインもいくつか、
そして、
甘くなった、リキュールっぽい古いワインをちょっと。
この最後の、liquoreux (リコルー)ワインは、
白ワインと言っても、
カラメル色をしています。
ブランデーのような味がしますが、
甘くて、
軽いお酒。
まるで、小さい時に食べた、
「ボンボン」というステキなアメのようです。
もう、おいしくって、おいしくって。
いくらでも飲めてしまいそうですが、
少しにしときます。
ロワール川沿いには、
野生のあんずのような木が、あちこち、
花を咲かせていました。
白っぽかったり、
桃色ぽかったり、
葉っぱがちょっと見えていたり、いろいろです。
日本の桜のように豪華ではないけれども、
くもり空の下に、ぼーっと明るく咲いているさまは、
とてもステキでした。
暖炉を燃やすにおいも、ちょっと、しました。
なんだか、
とってものどかな感じでした。
きょうも、ご訪問、
ありがとうございました。
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3 件のコメント:
こんにちは😃
日本では退職後の老後には、「年金の他に2千万円必要」という試算が発表されてから、お給料が発生する生活が延びるのはむしろ歓迎傾向ですね。
どうせ年金が貰えるのは65才からなので、60才や62才で退職では貯金が減ってしまいますから。
退職金を貰える日が遠のくのはショックですが、どのみち昔と違って非正規雇用に切り替わる人も多く、正社員で終身雇用を終えるかどうかなんて限りなく不透明ですしね。
むしろ日本では、少子化が止まらずフランスの倍の人口があるのに出生率はフランスよりずっと低く、子育てしにくい体制のままです。特に学費が高く2人目はムリと思わされる。将来に税金を払える日本人は減るばかり。
元々に老人人口が高いので、有権者が高齢者有利の政策で票を集める政党・議員しか票を入れないから、という悪循環です。
60才以上の知人と話していたら、
「自分達が死んだ後のことなんか知らない。どうにでもなれ。」等と言っていて、子供や孫世代が苦労することになっても知るもんか、自分大事が一番な意見で驚きました。
自分達の今が、先人達の「後続への温情」の連綿たる積み重ねで守られているのを、貰うだけ貰って後に残さず与えず。それで平気なのが、今の日本の高齢者のスタンダードなのだとしたら
そういう高齢者を作ったのが、現代日本。北欧とはえらく違ってしまったもんです。。。
はい、船のお話、興味ありますので、
chiyoedo☆gmail.com まで、ご連絡ください。
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(なお、いただいたコメントは、
パーソナルにつき、一般の方には見えないように
させていただきます。ご了承ください)
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