2017年7月11日火曜日

目新しいことを、する


きょうは、だいぶ、涼しくなりました。
くつ下を、はきたくなるくらいです。

ですが、
先週は、ずいぶん、むし暑かったです。

その中、
私としては、ずいぶん、珍しいことを、しました。
なんだか、うれしいです。

まず、
この町に住む、日本の友だちと、
お昼を一緒に、いただきました。

みな、忙しいから、
いつもは、一人ずつ、
バラバラに会えるのがせいぜいなのに、
今回は、3人、一緒に。
それが実現したのは、
みなさん、子どもの手がはなれて、
自由がきくようになった、という理由もあります。

なんだか、以前のように、
学生のころに戻ったような気持ちでした。

そして、

キュウリをかじったり、
サバのみりん焼きを、いただいたり、
お稲荷さんを、いただいたり。

日本の方にとっては、
大したごちそうではないと思います
それを、おいしい、おいしい、と
つつきながら、おしゃべりします。

特に、キュウリは、
日本のと、そっくりです。
なかなか手に入らない、いいのが、あるのです。
それを、喜んで、食べてくださる。

あぁ、やっぱり日本人だな、と感じ入りました。
目新しく、新鮮な、ひとときでした。

もうひとつ、目新しいこと、と言えば。

ヒップホップの先生が、
オーガニゼーションしてくれたイベント2つ。

ひとつは、ロワール川ぞいで、バトル。
夕食後、
見に行きました。
それは、見ていて楽しかったですが、
ちょっぴり、ショックを受けたことがあるのです。
といっても、フレンドリーなショックです。

ちょっと離れた、高台から見ていましたところ。

DJの人が、
「みなさん、手でリズムを取ってくださいね。
はい、そこの、高台で見ている人たちも。
ね、『われらが愛するピアノのセンセ』も」

と、言っているのが、きこえたのです!
私のことらしいです。
びっくりします。
DJの人は、私の先生の仲間です。

こちらからは、ぼんやりしか見えない距離なのに、
むこうから、ちゃんと見られていたのです。
ショック!で、胃が、ちぢまりそうでした。

それに、
自分では、
ただの、ふつうのおばさん、のつもりをしていたのに、
やっぱり、私には、
「ピアノのセンセ(prof de piano)」というレッテルが、
ついているようです。
そうやって、お声をかけてくださって、
フレンドリーで、うれしいですが
なんとなく、恥ずかしかったです。

それに、レッテルをはられるのは、なんだか。
次の日も、初めて会ったダンサーに、
「あなたが、ピアノのセンセですね」と
言われたのです。
フレンドリーでうれしいやら、なにやら。

白紙の状態で、ダンスの世界に入って行きたかったのに、
レッスン受けたかったのに、と
ちょっぴり残念に、思いました。

まぁ、いいか。



3つ目の、目新しいことは。

次の日、ヒップホップダンスの、ものすごく上手な人の、
ワークショップに行ったことです。

私は、初心者レベルだけに、申し込んであったのです。
ですが、
いざ始めてみると、
その先生と踊るのが、楽しすぎたので、
ひきつづき、
次の、上級レベルも、参加させてもらいました。

むずかしいかもしれないけれど、
見てるだけでも、
いろいろ吸収できそう、と思っていました。
それが、
見てるだけでは、先生は、満足しません。

「ホラホラ、動いて。
どんどんやって」と、手をたたいて、せかされちゃいます。


そして、結果は、といえば。

午後2時から、6時まで、
暑い中、汗だくになって、踊り続けました。
4時間もスポーツをする、という経験は、
私には、まったくの皆無です。
ちょっと、苦しかったです。

とちゅう、くたびれはてて、
エネルギーがもう、なくなったかと思いました。
先生にそう言うと、
バナナを一本、くださったので、
それを食べて、また元気をとりもどしました。

ちょっと、やり過ぎ、とは思いました。
体は、「もういい、けっこうです!」
と、叫んでいましたが、

こういう機会はめったにないから、と、
がんばって、
たくさんのステップを教えてもらいました。

でも、
体は、くたびれていましたが、
頭のほうも、完全にくたびれていて、
ステップのし方も、名前も、
整理して、おぼえることもできません。
ただ、先生のまねをして、体を動かしていました。
できなくても、
ともかく、ぴょんぴょん、飛びはねていました。

2日たった今、
覚えているのは、3つか4つです。
あんなにたくさん、教えてもらったのに。

まぁ、いいか。
楽しかったし、
そのあと、仲間と飲んだコーラは、
とびきりおいしかったし。
やっと、ありつけた、冷たいコーラ。
おいしく、おいしく、飲みました。

帰り道、
頭の中が、さっぱりして、
世の中が、シンプルに見えました。

ちょっと長い文、ここまで読んでくださって、
どうもありがとうございました。

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