2016年5月13日金曜日

やさしい、お姉さん




おととい、仕事がおわって、電車を待っていた時。

小学生の男の子が、つきそいの女性につれられて、
やはり、電車を待っています。
やさしそうな、若い女性です。

ふと見ると、その女性は、
日本の絵のついたカバンをさげています。
それが、かわいらしいので、
うしろにまわって、じろじろと、見てしまいました。

(うしろから、こっそり、写真をとってしまいました。ごめんなさい)

雰囲気からいって、どうも、
男の子の、お母さんではなさそうです。
アルバイトの、学生さんかもしれません。
男の子の手を、しっかりにぎっています。

そういえば、私も、覚えがあります。
私は、自分の娘たちが学校から帰ってくる時間に、
仕事に出なくてはならない日がありました。
学校に、自分の娘を迎えにいきたくても、
いけません。

ですから、やさしそうな学生さんにお願いして、
かわりに、迎えにいってもらっていました。

そんな時がありました。

今では、娘たちは、もう大きくなって、
きっと、そんなアルバイトでもするような年になりました。

電車の中で、すぐ近くにすわったので、
耳をすましていると、
ふたりとも、ほとんど、話もしません。
やっぱり、親子ではなさそうです。

もしかすると、
きょうが、アルバイトの初日で、
ふたりとも、少し、緊張しているのかもしれません。

降りる駅でも、やはり、
女性は、男の子の手を、しっかりにぎって、
だいじに、だいじに、男の子を守るようにして、
一緒に、おりていきました。

私は、もし、その男の子のおかあさんに会ったならば、
言いたいです。

「この女性は、しっかり、やさしく付き添っていましたよ」と。
「安心してください」

私は、
子どもを預ける時、
その学生さんは、信頼できるのか、
大丈夫か、やさしいか、
などなど、とても心配でした。

何しろ、仕事ぶりが、見えないのですから。


本当は、私は、その女性に、
「そのカバン、日本の柄ですね。いいですね。
写真、撮ってもいいですか」などと、話しかけたかったのです。
でも、
しばらく、迷ったのですが、
話しかけませんでした。

なんか、じゃまをしては、悪いような、
そんな気が、してしまいました。

そして、
彼女の、きもの女性の絵がついている、
カバンのことを、考えながら、

昔、あねさま人形を作ってもらって、
すてきだな、と、
あこがれたことを思い出したり、

また、
フランス人形や、
ロングドレスのぬりえで遊んだりしたことを
思い出して、

そのお姉さんも、同じように、
静かで、やさしいなぁ、と
心が、ちょっと、あたたかくなりました。



きょうも、読みにきてくださって、どうもありがとうございました。

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