アーティーチョーク、狂い咲き

わが家の庭には、ちょっと変なものが、植わっています。

（植えたのです）

町中の庭ですから、大して大きくないですし、

日当りも、いまいちです。

でも、夫は、トマトを植えたがります。

けっこう採れる年もあったのですが、

２、３年つづいて失敗したので、それはやめにしたようです。

おととし、アーティーチョークにしました。

町中にこんな野菜を植える人は、あまり、いません。

それも、また失敗しました。

そのあと、ほったらかしにしておいたのです。

ところが、この冬は、青々とした葉が大きくのびました。

そして、

さっき、見つけたのですよ。

例の、あの変な野菜が、できているのです！

野菜といっても、これは花のつぼみだそうです。

それに、夏にできる野菜が、できたのです。

今年の冬は、暖冬だったです。

そのせいかもしれません。

さっそく、写真にとって、

仕事中の夫に、送りました。

しばらくして、喜んだ夫が電話をかけてきました。

びっくり、感激、したそうです。

アーティーチョークって、ご存知の方も

あるかと思いますが、

食べられた方は、少ないのではないかと思います。

実に、変な食べ物です。

初めて、こんなトゲトゲしたものを食べようとした人は、

勇気があって、えらい、というか、

かなり、お腹が減っていたのではないかと思います。

大きな、花のつぼみをゆでて、食べる。

味は、「やつがしら」と、「くわい」のあいのこ、

といったたぐいで、なるほど、おいしいです。

ところが、その食べ方が、変です。

一枚、一枚、花びらを、しごくように、ちょっと食べる。

次に、根元の方にある、わずかな柔らかい部分を食べる。

お腹は、ちっとも、いっぱいになりません。が、

皿の上には、ごみかすがいっぱい出ます。

あらかじめ、ごみ捨て用のボールを

テーブルの上に用意した方がいいです。

それでも、これを食べると、

あぁ、夏が来たな、という気分になります。

ゆでるだけの、かんたん一品ですから、

うちでは、よく食べます。

あらかじめゆでておいて、冷めたころに、

ドレッシングと、いただくのです。

そういう、夏の食べ物ですが、

どういうわけか、うちでは、

狂い咲きしてしまったようです。

まだ、３月になったばかりというのに。

あすはまた、霜が降りそうですので、

霜よけを、かけてやるつもりです。

きょうも、読みに来てくださって、どうもありがとうございました。

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